スズキスイフトのTVCM |
「あの日・あの時・あの音楽」
見るともなしに流しっ放しにしていたテレビから懐かしのサウンドが。「んっ!」瞬間的に画面の方に振り向く。ブロンディーの"Call Me"ではないか!大学受験の年。人生でこれでもかというくらい勉強したのは、“この一年のみ”だったが、洋楽を聴くのが息抜きだった自分にとって思い出深い曲だ。CMの挿入歌ではあったが、久しぶりにデボラ・ハリーが脳裏に浮かんだ。今でも元気にしてるだろうか。
懐かしのサウンドが続けざまに流れてくる。今度は大滝詠一さんの『君は天然色』。1981年にリリースされたアルバムA LONG VACATIONの1曲目。車を走らせながら何十回、いや三桁は確実に聴いたアルバムだ。このあとすぐに『ルビーの指環』が大ヒットした寺尾聰さんのアルバムReflectionsがリリースされている。この2枚のアルバムを録音したカセットが、当時の愛車のマスト・アイテムだった。テレビで音楽番組が、それはもう花盛りだった時代だ。
極めつけのCM曲。黄色いボディーの車がドリフトしながら、赤いパイロンの間をすり抜けていく。パワーコードの力強いギターサウンドが鳴り響く。ブリティッシュ・ロック四大バンドの一つ、キンクスのYou Really Got Meだ。ロックに目覚めたローティー時代に聴いた名曲。古いぞ、これは!自信がないので調べたら、リリースは1964年。もう少しで半世紀じゃないか。
こういう曲が流れるのは、CMディレクターが、私と同じころ青春時代を過ごしたからだろうか。会社での立場もそういう決定権が持てる年齢だ。いずれにしても懐かしい。時が流れても色褪せない。名曲が名曲たる所以だ。15秒のスポットCMでも充分訴求できるサウンド。商品にまで訴求できるかは私にはわからないが。
音楽は、ほんの一小節流れただけでも、それを聴いた時代に一瞬にして戻してくれる。その時代の匂い、流行りのファッション、車、仲間、恋人などなど。あの時代に戻れないことはわかっていても、戻れたら今度はこうする!なんて思ってみたり。
音楽にまつわるエピソードは、人それぞれにあるはず。たまにはその頃を思い出して、じっくり聴いてみるのもいいかも・・・ね。
ブロンディー"Call Me"
アニキさん
返信削除いや、ほよとに、音楽はその時代にタイムスリップさせてくれますよね。そして、青春時代に聞いた曲が、いくつになっても懐かしいものですね。
あはは。ほよとにじゃなくて、ほんとにの間違いですよ(笑)
返信削除訂正してお詫び申し上げます。
raito さん
削除ご丁寧に訂正まで頂きありがとうございます。
最近のCM挿入曲、本当に懐かしいものが多いです。
ついつい若かりし頃を思い出しまして・・・。
Any Key
音楽の持つインパクトって本当に強いですね。
返信削除「Call me」と聞いただけで頭の中に音楽が蘇りますし
この曲が挿入歌だった映画「アメリカン・ジゴロ」とか
若かりしリチャード・ギアまで思い出します。
個人的にデボラ・ハリーを最後に見かけたのは
映画「死ぬ前にしたい10の事」の主人公のお母さん役で
だったと思います。相変わらず存在感ありました。^^
御美子さん
削除うわぁ、御美子さんも詳しいですね。
デビーも今や66歳。でも、ブロンディを復活させてるし。グループはロックの殿堂入りもしてるし。ほんと、がんばってますね。私もまだまだ枯れるわけにはいきません。
Any Key
『音楽は、ほんの一小節流れただけでも、それを聴いた時代に一瞬にして戻してくれる。』
返信削除この言葉に尽きるだろうと思います。
青春が甦りますね。
音楽は人生になくてはならないものだとつくづく思います。
miruba さん
削除ありがとうございます。
>音楽は人生になくてはならないものだとつくづく思います。
その通りですね。私は音楽にかなりヘヴィーに支えられて生きています。
Any Key